インフォームドコンセントについて

当院では、インフォームドコンセントを非常に重視しています。 インフォームドコンセントとは、治療の内容について説明をしっかりと受け、理解した上で、その方針に合意することです。 これは「患者には知る権利がある」という理念にもとづくものであり、インフォームドコンセントによって、患者は、自分の意思で自分の病気を治療していくことができます。つまり「治療の対象」から、「身体を治す主人公」になるのです。そうすると、患者に前向きな気持ちで治療に向かって頂けるようになります。 医療で最も大切な事は、患者との信頼関係です。特に歯科医療においては、今の病気を治療すれば終わりではありません。同時に患者にとっての「QOL(生活の質)の向上」も目指す必要があるのです。 当院では、歯科治療の場合、歯科医からインフォームドコンセントを行います。正確な判断に基づいて、病気とその現状、病気に対して行おうとする手技や治療法について説明します。さらに、治療法にリスクが伴う場合はそのリスクについてはもちろんのこと、治療の予後についても詳細に説明しています。こうして、時間が掛かっても患者に治療についてしっかり理解して頂き、そして同意して頂いた患者にだけ歯科治療を受けて頂いております。当院では、治療内容に対する患者の十分な理解こそが、治療の成功と治療した歯を長持ちさせることに繋がっていくと考えております。
EBMについて

EBM(根拠に基づいた治療を行う)を当院の理念にしています。 「EBM」とは「Evidence-Based Medicine」の略で、「根拠に基づいた治療を行う」という意味です。患者一人ひとりに、より良い治療をご提供したいという思いを込めました。 その実現のために、当院では綿密な診査診断でお口の状態を数値化した上で、患者とご相談しながら治療計画を立てるようにしています。数値化することで、より症状に合わせたアプローチができるからです。 また、患者がご自身のお口の健康状態を把握しやすくなり、お口への理解も深められると考えています。今後どのようなケアが必要なのかについてもていねいにお伝えしますので、一緒にお口の健康を目指しましょう。
審美と機能の調和について

歯科治療において、見た目の美しさはもちろん重要ですが、同時に「よく咬める」「虫歯や歯周病になりにくい」といった機能的な側面も重要となります。 「審美」と「機能性」。この二つの両立には咬み合わせを診て、正しい位置に合わせる必要がありますが、それは決して簡単なことではありません。 当院では見た目の美しさはもちろん、お顔や口元との調和、精度や咬み合わせにもこだわった治療を行います。